おいしく食べて痩せる、おからの力で便通も改善。◎のクッキーでした

私は現在、55歳。ちょうど更年期の終盤にさしかかりましたが、40代半ば頃、更年期障害のありがたくない副産物として、体重の増加に悩まされてきました。

身長163cmにして、体重は60kg。着痩せするタイプのためか、太ったね、とは誰にも言われませんでしたが、実は階段を登るのがしんどくなったり、坂道などで膝がしくしく痛むことがあるなど、じょじょに重たくなりつつある自分に悩まされていたのです。

夫や食べ盛りの中学生の息子とは別メニューで、自分のための糖質やカロリー制限の食事作を1年ほど懸命に続けてみたのですが、思ったほどの効果もなし。

このままでは年齢を重ねるごとに、糖尿病やら高血圧など、体重増加によるさまざまな弊害が出てくるのではないかと不安でした。

そんな中、ネットで目立っていたのは健康コーポレーションという会社の「豆乳クッキーダイエット」の広告でした。

ほんのり甘い豆乳クッキーを、ランチや朝食の代替として、牛乳やミルクティーと一緒に頂くことにより、おからのパワーによってお腹いっぱいになり、便通も改善される…そんなコピーだったと記憶しています。

それまで夫や息子には鶏のから揚げを作っても、食べたいのをガマンし、自分用にはおいしさをないがしろにしたダイエットメニューばかりこしらえていた私には、「おいしいクッキーを食べて満腹感」「おからの効果で便秘も改善される」という2つのキャッチが強烈なインパクトで、早速注文しました。

届いたその日に、早速、ミルクティーとクッキーを自分用の晩ごはんにしました。何も知らない息子は「いいな。お菓子が夕飯か」なんで羨ましがっていましたが、私は“本気”でした。

次の日は、会社のお昼時に、同僚との外食を断り、デスクでカフェオレと豆乳クッキーを頂きました。同僚は、「そんなんで足りるの?」と呆れ顔でした。

私が注文したのはプレーン味のクッキーでしたが、確かにほんのり甘く、食べ応えもありました。ただ、当初は正直なところ、これでは足りないかな、と苦しかったこともあります。特に4時ごろになるとお腹が空いて空いて、職場でのランチには向いていませんでした。

一番向いていたのは、晩ごはんとの置き換えと着圧タイツのベルミスでした。午後8時ごろミルクたっぷりの紅茶と一緒に数枚を頂いたら、後はお風呂に入ってリラックスしてベッドに入るだけ。お酒を飲まない私にとっては、これがなかなかのリラックスタイムになってよかったです。

肝心の体重は、ダイエットをスタートしてひと月ほどで1kg減少し、その後、1カ月1kg前後とペースはゆっくりながら、50代に入る直前に55kgまで落とすことができした。

何よりもうれしかったのは、悩まされていた便秘が軽くなり、また、体重が減ったことによって膝の痛みが消失していたことです。

その後、豆乳クッキーを自作するようになり、標準体重もキープできるようになって、「豆乳クッキーダイエット」のことはすっかり忘れていましたが、ダイエットに“おいしさ”と“楽ちん”“便秘解消”のうれしい要素を入れてくれた、当時としては画期的な商品だったのではないかと思っています。