アスベストが使用されている住宅かどうかを見分ける方法
一般の方がアスベストが使用されている住宅かどうかを判断するのは難しいですが、確実な判断をするためには専門家に調査を依頼することが望ましいです。
参考ページ：アスベスト 住宅 年代 中古住宅を購入する際には注意！分かる方法は？
石綿含有建材調査者や石綿作業主任者の技能講習修了者、または日本アスベスト調査診断協会に登録された専門家が、調査を行います。
しかし、専門家に依頼する前に簡易的な見分け方がありますのでご紹介します。
まずは、建物の築年数を確認することが一つの手がかりです。
アスベストの使用が禁止されたのは昭和50年ですが、アスベストの使用が始まったのは約昭和16年頃とされています。
つまり、アスベストが使用された可能性が高い建物は、この期間に建てられたものです。
築年数からアスベスト使用の可能性を推測することができます。
ただし、アスベスト含有率に関する法改正は、アスベストの使用を完全に禁止しているわけではありません。
1995年に行われた法改正では、アスベスト含有率が1％を超えてはいけないという厳しい制限が設けられました。
その後、2004年と2006年にも改正が行われ、最終的にはアスベスト含有率は0.1％を超えてはいけません。
日本で石綿使用がピークを迎えたのは1970年から1990年代ですので、この期間に建築やリフォームされた建物には、アスベストが含まれている可能性が高いです。
特に注意が必要です。
国土交通省は、アスベスト調査に関する補助金制度を設けていますが、利用できるかどうかは自治体によって異なります。
もし補助金制度が利用可能であれば、住んでいる地域の公共団体の担当部署に問い合わせてください。
調査の結果、アスベストが確認できなかった場合でも、補助金の対象となります。