マイクロビットは、小学生から中学生までを対象とした教育用のマイクロコントローラーで、プログラミングの基礎を楽しく学ぶことができます。この記事では、マイクロビットの基本的な特徴と、始め方について紹介します。
micro:bitで学ぶ小学生からのプログラミング入門講座
マイクロビットとは？
マイクロビットは、イギリスのBBCが開発した教育用のマイクロコントローラーです。コンパクトなボードには、プログラミング可能なLEDディスプレイ、ボタン、センサー、Bluetoothなどが搭載されており、多彩なプロジェクトに挑戦できます。特に、プログラミング未経験者でも簡単に扱えるように設計されており、子供から大人まで幅広い層に人気があります。
マイクロビットの特徴
シンプルなインターフェース
マイクロビットには25個のLEDが搭載されており、文字や図形を表示することができます。また、AボタンとBボタンの2つの入力ボタンがあり、ユーザーがインタラクティブなプログラムを作成できます。
豊富なセンサー
加速度センサーやコンパスが内蔵されているため、動きや向きを検知することができます。これにより、動きを使ったゲームやアプリケーションを簡単に作成できます。
通信機能
マイクロビットにはBluetoothが搭載されており、他のデバイスと簡単に接続できます。スマートフォンやタブレットと連携して、より複雑なプロジェクトにも挑戦できます。
マイクロビットの始め方
マイクロビットを使い始めるには、以下のステップを踏むだけです。
マイクロビットの購入
まずはマイクロビット本体を購入します。インターネット上の多くのショップで取り扱っていますので、手軽に手に入れることができます。
必要なソフトウェアのインストール
マイクロビットをプログラミングするためには、Microsoft MakeCodeやPythonなどのプログラミング環境を使用します。これらはウェブブラウザ上で動作するため、特別なソフトウェアのインストールは不要です。
プログラミングの基本を学ぶ
MakeCodeを使用すると、ブロックベースのビジュアルプログラミングが可能です。初心者でも直感的にプログラムを作成できるため、最初の一歩を踏み出しやすいでしょう。最初は簡単なLED点灯やボタン操作から始め、徐々に複雑なプロジェクトに挑戦していきます。
プロジェクトを実行する
作成したプログラムは、USBケーブルを使ってマイクロビットに転送します。転送後は、マイクロビットが自動的にプログラムを実行します。実際に動作する様子を見ながら、プログラムを修正し、改善していくことができます。
初めてのプロジェクト
ここでは、簡単なプロジェクトとして「Hello, World!」を表示する方法を紹介します。
MakeCodeエディタを開く
ブラウザでMicrosoft MakeCodeのサイトを開き、新しいプロジェクトを作成します。
ブロックを配置する
「基本」カテゴリから「表示する」ブロックをドラッグし、エディタの中央に配置します。表示するテキストを「Hello, World!」に設定します。
プログラムをマイクロビットに転送する
作成したプログラムをダウンロードし、USBケーブルで接続したマイクロビットに転送します。
実行する
マイクロビット上でプログラムが実行され、「Hello, World!」と表示されることを確認します。
マイクロビットを使えば、プログラミングの楽しさを実感しながら、論理的思考や問題解決能力を自然に身につけることができます。これからも、さまざまなプロジェクトに挑戦し、自分だけの作品を作り上げてみてください。