幼い頃は特に気にもしなかったことが、成長と知識の蓄えが段々と自分を追いつめていく。暑さを感じる季節になった頃、自分の脇の下を見ると脇毛が黄色くなっていた。何これと思って黄色を剥ぎ取ると異臭がした。これらを取りきれば乗り越えられると考え除去作業にせいを出したが、取りきれるものではなかった。周りの人々の視線を気にしながら、気づかれまいと行動する。シャツは脇汗で水浸しである。気づかれまいとすること自体が無意味とも感じられる。透明の濡れた感じだけならまだいい。段々と色味が出てきてしまうわけで、そうなれば、もう着替えるしかない。
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ところが、着替える服は既にワキガの影響を受けたものばかりである。洗濯しても、あの頑固な色味は落ちません。着替える服のほとんどがそうであるから、新品を調達するしか方法はない。でも、そのような経済力はないわけで、どうしようもなかった。ワキガは手術で治せると言った人がいたがお金も時間もないのがげんじつであった。スプレーのありがたみを知ったのは、成人後である。脇汗は変わらなかったが匂いを抑えてくれた。近くに誰かがいても、自分からはなれいくことをしなくてよくなった。脇の下の汗を吸い取ろうとティッシュペーパーを脇の下に挟んでいたことが健気に思えた。