擁立した責任は…終盤に”週刊誌報道” 自民・松山三四六さん「資質」問われた選挙戦

7月10日に投票が行われた参院選長野県区は立憲民主党・現職の杉尾秀哉さんが議席を守りました。全国的に見れば自民党が議席を伸ばしました。特に全国32の1人区は自民が28選挙区を制しました。野党が勝ったのは4選挙区のみですが、このうちの1つが長野県区です。
このような全体的な動きを見ると、杉尾さんは長野県区では自民党候補者との議席差が大きいとはいえ、立憲民主党に支持を集めることができました。長野県区では、自民党は長野県政を支配していますが、立憲民主党は県政からは遠く離れた県北地域に支持を集めることができました。杉尾さんの圧倒的支持率はもとより、このような県北地域では立憲民主党としては優勢でした。
長野県北地域は、長野県の都市部とは隔たりがあり、都市部は長野市を中心に幅広い地域が集まっています。長野市は長野県の中心で、長野県庁所在地となっています。長野市では、長野県政が支配しているため、都市部は自民党の場合が多く、都市部の町丁という選挙区においては、自民党が続く選挙で勝ちました。
立憲民主党は、長野市の都市部とは違い、長野県北地域の農村地域を中心に支持を集めました。長野県北地域は、長野市からは遠く離れているため、自民党は長野市の都市部とは違って、長野県北地域にはかなり弱いです。
長野県の選挙区を見ると、長野市の都市部は、選挙区の大半が自民党候補者が勝っているため、立憲民主党は都市部には影響力を持ち合わせていません。
しかし、長野県北地域は、立憲民主党にとっては優位な立場にあり、長野県北地域の議席は、立憲民主党にとっては大きな力になりました。
立憲民主党は、長野県北地域には、長野県知事に選出した根本茂雄さんを長野県北地域の議席に推薦することができました。根本さんは、長野県北地域の議席を確保しました。