霊園ではたまに奇妙なものに出会う

着流し3少し古いお話。
自分が大学に入って間もない頃呑気に一人で散歩していると桜が満開の大きな霊園を発見し少し散策してみた。
のんきに散策してみると一際大きな桜の樹の下にまだ肌寒い季節なのに着物を着た人が立っていた。
いわゆる着流しみたいな格好の人。
手には三味線みたいな弦楽器かっこ楽器の知識詳しくないんだよごめんでちょい遠くからそれを観察していると驚くほど大きな音がしたぺんぺんて音じゃなくてもっとハリのある綺麗な音音の波長が短い感じそれに少し遅れて大きな歌声正直男か女かわからない声でその言葉もどこの言葉か判別できない。
しばらくその着流しさんに背中を向けてその子がいに聞き惚れふいに後ろを向くと着流しさんがいない。
しかし歌は聞こえる着流しさんが大きく口を開け楽器を弾いていたから豚の発信源は着流しさんには違いない。
でも着流しさんはどこにも見えないのに先ほどと変わらない音量で歌が10分ほど聞こえていたもしかしたら陽性だったかもしんない。